嗚呼ああ、いつもの様ように
過すぎる日々ひびにあくびが出でる
さんざめく夜よる、越こえ、今日きょうも
渋谷しぶやの街まちに朝あさが降ふる
どこか虚むなしいような
そんな気持きもち
つまらないな
でもそれでいい
そんなもんさ
これでいい

知しらず知しらず隠かくしてた
本当ほんとうの声こえを響ひびかせてよ、ほら
見みないフリしていても
確たしかにそこにある

感かんじたままに描えがく
自分じぶんで選えらんだその色いろで
眠ねむい空気くうき纏まとう朝あさに
訪おとずれた青あおい世界せかい
好すきなものを好すきだと言いう
怖こわくて仕方しかたないけど
本当ほんとうの自分じぶん
出会であえた気きがしたんだ

嗚呼ああ、手てを伸のばせば伸のばすほどに
遠とおくへゆく
思おもうようにいかない、今日きょうも
また慌あわただしくもがいてる
悔くやしい気持きもちも
ただ情なさけなくて
涙なみだが出でる
踏ふみ込こむほど
苦くるしくなる
痛いたくもなる

感かんじたままに進すすむ
自分じぶんで選えらんだこの道みちを
重おもいまぶた擦こする夜よるに
しがみついた青あおい誓ちかい
好すきなことを続つづけること
それは「楽たのしい」だけじゃない
本当ほんとうにできる?
不安ふあんになるけど

何枚なんまいでも
ほら何枚なんまいでも
自信じしんがないから描えがいてきたんだよ
何回なんかいでも
ほら何回なんかいでも
積つみ上あげてきたことが武器ぶきになる
周まわりを見みたって
誰だれと比くらべたって
僕ぼくにしかできないことはなんだ
今いまでも自信じしんなんかない
それでも

感かんじたことない気持きもち
知しらずにいた想おもい
あの日ひ踏ふみ出だして
初はじめて感かんじたこの痛いたみも全部ぜんぶ
好すきなものと向むき合あうことで
触ふれたまだ小ちいさな光ひかり
大丈夫だいじょうぶ、行いこう、あとは楽たのしむだけだ

全すべてを賭かけて描えがく
自分じぶんにしか出だせない色いろで
朝あさも夜よるも走はしり続つづけ
見みつけ出だした青あおい光ひかり
好すきなものと向むき合あうこと
今いまだって怖こわいことだけど
もう今いまはあの日ひの透明とうめいな僕ぼくじゃない
ありのままの
かけがえの無ない僕ぼくだ

知しらず知しらず隠かくしてた
本当ほんとうの声こえを響ひびかせてよ、ほら
見みないフリしていても
確たしかにそこに今いまもそこにあるよ
知しらず知しらず隠かくしてた
本当ほんとうの声こえを響ひびかせてよ、さあ
見みないフリしていても
確たしかにそこに君きみの中なかに